私は納豆が好きでハマると何日も食べてしまい、旦那や子供達が迷惑そうな顔をすることがあります。値段も安いですし3パックついてるし、ネギや卵があれば簡単に食卓にあげれるので、主婦の強い味方だと勝手に思っています。笑
そんな納豆ですが離乳食でも私はよく多用していました。こんなに美味しくて安くて健康に良い食材は、赤ちゃんにもいつからあげても良いに決まってると思い調べてみると、意外や意外メリットもデメリットもあることがわかり、反省しました。
実際、離乳食で納豆を活用するにメリットや注意点など、いつからあげていいのかなど、納豆の疑問や魅力をお伝えしていこうと思います。ママ必見です。
もくじ
・離乳食で納豆はいつからあげていいの?
・離乳食で納豆をあげる時の注意点とポイント
・離乳食で使える簡単納豆レシピ
・まとめ
離乳食で納豆をあげると良い理由
納豆は古くから日本人に親しまれ、健康の源として万能食材として愛されてきました。そんな納豆にはどんなメリットや魅力があるのでしょうか。全て紹介することはできませんが代表的な成分や効能をご紹介していきます。
主に大豆に元々含まれている成分と納豆特有の菌である納豆菌の二つに分けて解説していきます。
大豆
タンパク質
納豆の材料でもある大豆。畑のお肉とも言われるように、お肉と並ぶほどのタンパク質を含んでいます。植物性と動物性の違いはあれど、タンパク質だけを見ると牛肉のステーキと同じくらいタンパク質を含んでいます。
まさに畑のお肉なんです。ベジタリアンのようなお肉を食事で摂取しない人たちは、代わりに大豆を食べてタンパク質を補給したりしますが、納得の栄養食材なんです。
大豆イソフラボン
大豆と言えば、大豆イソフラボンというぐらいに最近では有名な健康成分になってきました。大豆からできている食品、豆乳や納豆、豆腐や油揚げなどに多く含まれており、女性ホルモンに似た働きをすることから、注目を集めています。
ただ健康に良いからと言って、大豆イソフラボンのみを取りすぎてもよくありません。食品安全委員会でも、乳児や幼児には日常の食生活に上乗せして摂取するのは推奨できない。とされていますので、沢山あげればいいという物でもありません。
だいたい納豆のパック1パックで1日分の大豆イソフラボンは摂取できますので、ご心配はいりません。
納豆菌
これは納豆の生みの親と言っても良いかもしれません。煮た大豆に納豆菌をかけることで発酵してできた物、それが納豆です。納豆菌の中にはナットウキナーゼ、ビタミンK2など納豆には多く含まれています。
ナットウキナーゼ
ナットウキナーゼとは、その名の通り納豆に含まれる成分で、ネバネバに多く含まれる成分です。英語でもnattokinazeと表記され、納豆特有の健康成分としてこちらも有名です。
血栓の溶解作用や腸内の善玉菌を増やすなど、簡単に言ってしまえば血をサラサラにし、腸内環境を整える成分です。その他にもカルシウムの吸収を促進作用もあります。
ここ最近ではナットウキナーゼを凝縮したサプリなど販売されていたり、日本ナットウキナーゼ協会という協会もあるので、興味のある方は詳しい情報がありますので見てみても面白いですよ。
ビタミンK2
ビタミンK2は、大豆イソフラボンやナットウキナーゼのようにあまり馴染みがないかもしれませんがとても身体に良い成分です。そして何よりこのビタミンK2を世界で一番含んでいる食品が納豆なんです。
ビタミンK2は血液の凝固に不可欠な栄養分です。血が出て止まるそんな当たり前のことはこの成分の活躍でもあるんです。
ビタミンKについては他にも、乳児や新生児は腸内環境もまだ未発達な場合があり、ビタミンKの吸収が上手くない事。母乳にビタミンKが少ないことにより、ビタミンK出血性欠乏症になる場合があります。出血しやすくなり重篤の場合は頭蓋内出血を起こす可能性もあります。
離乳食で納豆はいつからあげていいの?
ざっと納豆の素敵な栄養についてお伝えしてきましたが、ぜひ離乳食として赤ちゃんにも食べさせたいですよね。しかし問題はいつからあげて良いのか?安心して食べさせる為にどうしたら良いのか。これについては日本で210年以上も続く大手食品メーカーで、納豆の製造もしているミツカンさんにメールで問い合わせてみました。
ミツカンさんでも、少なからず離乳食で納豆を使いたいとの問い合わせがあるが、残念ながら明確な知見はされていないとの回答でした。ただ納豆の製品の中でも菌は生き続けており場合によってはお腹が緩くなってしまう恐れがあるので、小さなお子様の場合はお医者さんに相談し、開始時期を決めていくのが良いとのことでした。
一般的に納豆は消化が良い物とされていますが、より消化の良いひきわり納豆や柔らかい納豆をスプーンなどで潰して食べさせると良いとのことでした。
結論ミツカンさんからは明確な回答は頂けませんでしたが、ただ私の実体験からすると離乳食初期からあげても問題ないと思います。初日にあげるのは考えものですが、2~3週間もしたら慣れてきて、バリエーションも増やしたくなってきますので、少しづつ様子を見ながら、ミツカンさんも言うように少しづつあげていって良いと思います。心配であれば中期以降からでも問題ないと思いますよ。
アレルギーなどの問題もあるので、いつからげるかよりも慎重に進めていくのが大事だと思います。心配であれば中期以降からでも問題ないですよ。
離乳食で納豆をあげる時の注意点とポイント
健康食材で日本人ならではの発酵食品なのでぜひ納豆を離乳食で使っていただきたいんですが、使うときの注意点も当然あります。
大豆アレルギー
まずは大豆アレルギーです。私の元同僚の子にも居たのですが、醤油などにも反応が出てしまうのでかなり気を遣っているとのことで、日本人の食文化ではかなり意識が必要な食品アレルギーの一つになります。
前もって検査などでわかっていれば避けやすいですが、検査も完璧でない為アレルギーは食べさせてみないとわからないことも多く注意が必要です。その為離乳食として使って行く為には、少しづつ1さじづつ様子を見ながらあげていかなければなりません。
ただ納豆は発酵食品ですので通常の大豆よりアレルギーが出にくいとされ、離乳食では意外と使われているママが多いです。
納豆特有のアレルギー
これは納豆独自のアレルギーと言ってもいいと思うのですが、そういったニッチなアレルギーも存在しますので、大豆アレルギー同様注意が必要です。
あげる時間を考える
納豆を離乳食としてあげる場合は、なるべく昼間の時間帯に食べさせましょう。これは他のアレルギー同様、病院が診察している時間帯にあげることで、万が一に備えることができます。午前中なら10時、午後なら3時頃を目安にあげると良いと思います。
手がベタベタになる
ご存知の通り、納豆はネバネバします。初期や中期などでは手掴みで食べることも当然ありますので、食卓やら服などにあのネバネバがついてしまうこともありますので、そこは考えてあげていきましょう。
細かくしてあげる
納豆は消化が良い食品ですが、初期や中期ではより消化吸収を考慮して、納豆を細かく刻んだり、ひきわり納豆を使ってあげましょう。スプーンで潰してあげてもいいので、消化や食べやすさを意識しましょう。
ネバネバとタレ
食べやすさにおいては、赤ちゃんがネバネバや臭いなどを嫌がる場合があります。そういった場合は一度湯通しすると良いでしょう。ただ湯通しすることでネバネバ成分に含まれる栄養素も低下するので、できることならそのままがベストです。
付属のタレに関しては避けた方が良いかもしれません。全部ではありませんが添加物などが入ってる場合や塩分が多いこともあり、乳幼児期は味覚の形成も大事な時期ですので、お出汁など少し加味して薄味にしてあげるのが良いです。
離乳食の記録をつける
離乳食を始めたら面倒かもしれませんが、離乳食日誌のような、何を何時にどれくらいあげたかを書きとめておくことを推奨します。これは赤ちゃんの異変に気付きやすくなりますし、もし万が一アレルギー症状がでて病院に行っても、記録を見ることで対処早さも変わってくるかもしれないからです。
今ではスマホアプリやPCなどでも簡単に記録できるので、あまり細かく書く必要はないかと思いますが、大事なことだと思いますのでぜひやってみてください。
離乳食で使える簡単納豆レシピ
最後に離乳食で使える簡単な納豆レシピを紹介します。基本的には離乳食と言っても最初は10倍粥といったような潰し粥からスタートしていくと思うので、そこに混ぜて使っていきましょう。離乳食の段階が進むにつれ大きさなどの形状を変えたり、合わせる主食もご飯だけでなく、うどんなどにも合わせて使えます。離乳食では万能食材です。
離乳食では初期・中期・後期・完了期と段階的に進めていきます。最近ではゴックン期・モグモグ期・カミカミ期・パクパク期なんて表現も出てきたので、楽しく離乳食ができそうですよね。
今回は納豆をいつから食べさせようか考えているママ。丁度初期から中期にかけてのレシピを少し紹介します。ちなみに私が実際食べさせていたものです。
初期レシピ
レシピ1
10倍粥+ひきわり納豆or細かく切った納豆
材料(1食分)
10倍粥30g ひきわり納豆納豆10g お出汁10g
1、10倍粥を作る。米1に対して水10で煮ていきます。
2、そこにひきわり納豆とお出汁を入れひと煮立ちさせ完成です。
10倍粥の段階にお出汁を入れていたら加減してみてください。お子さんの好みもあるのでお出汁やお水の量は様子をみながら変えてもいいと思います。どうしても熱を入れてしまう為、健康成分は低下してしまうのが難点です。それでも最初は食べやすさや消化のしやすさを意識していきましょう。
レシピ2
レシピ1になれてきたらこちらでも大丈夫でしょう。
10倍粥+ひきわり納豆+緑黄色野菜
材料(1食分)
10倍粥30g、ひきわり納豆10g、緑黄色野菜10g
1、10倍粥を作る。
2、緑黄色野菜を茹でたものをペースト状にする。
3、10倍粥にペーストにした野菜とひきわり納豆を乗せて完成
緑黄色野菜は、ほうれん草、かぼちゃ、人参などは年間通してスーパーなどにも売っていて安価だと思いますし、調理も簡単でお手軽ですよ。
少し慣れてきたらひきわり納豆はそのまま使えると思いますので、様子を見ながら進めていって下さい。
中期レシピ1
ひきわり納豆+絹豆腐
材料(1食分)
ひきわり納豆20g、絹豆腐30g、お出汁10g
1、絹豆腐をフォークやスプーンなどで細かくする。
2、絹豆腐にひきわり納豆とお出汁を入れて混ぜて完成。
絹豆腐の方が柔らかく滑らかで食べやすいですよ。最近では絹豆腐もより滑らかで柔らかい物もあるので便利ですよ。注意点としては材料が豆腐と納豆だけで、少しタンパク質が多いのであげる量は様子を見ながらあげましょう。
ちなみにこれ大人が食べても結構美味しいです。さすがに大人が食べるには味が物足りないので、薬味や、出汁醤油、ポン酢などお好みで入れると、一品料理になっちゃいますよ。離乳食ついでにおかずとして作って楽しちゃいましょ。
まとめ
・納豆は離乳食初期から少しづつ使ってもいいが、心配なら中期以降が安心。
・納豆はタンパク質が豊富なのであげすぎは注意が必要。
・納豆の原材料は大豆なので、大豆アレルギーに注意する。
・納豆特有のアレルギーも存在する。
・納豆を離乳食として使っていくにはいくつか注意点がある。
・離乳食の記録をつけておくと安心。
・離乳食の進み具合で納豆の食べ方を工夫する。湯通しや細かくするなど。
このように納豆の魅力や、いつから食べさせたら良いか、そのほか注意点やレシピなどお伝えしてきましたが、必ずと言ってこうしなければいけないというようなものはなく、これは子育て全般に言えたことだと思います。
納豆は冷凍保存も可能で、使い勝手も良く、値段も安いですから、個人的には使わない手は
無いんじゃないかなと思っています。赤ちゃんに使って余った納豆も大人の食卓に出してしまえば無駄にはなりません。笑
色々と離乳食に対して不安はあると思いますが、あなたも赤ちゃんと一緒に納豆を食べて、家族みんなで元気一杯になりましょう。
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