コレで安心。野菜についている残留農薬を洗い流す6つのポイント

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毎日の健康の為、野菜を積極的に食べようとサラダにしたり、炒め物にしたり、日本人ならではの旬を楽しんだりと、日々の生活で野菜を食べるということは切っても切れない話ですよね。

そんな毎日の生活で耳にしたこともある残留農薬。残留農薬とは一体何なのか意外と皆さん知らない方が多いと思います。体に悪そうなイメージだったり、目には見えなくて怖いイメージだったりと、あまり考えたくないものですが、今回は野菜の残留農薬について洗い方をまじえて書いていこうと思います。

私の調理師、野菜ソムリエとしての経験から、プロの世界では常識なマメ知識なども一緒に書いていきますので、最後まで楽しみに読んでくれたら嬉しいです。

目次

1.そもそも残留農薬って一体何なの?
2.農薬を摂取するとどうなるのか?
3.野菜の洗い方
4.まとめ

1.そもそも残留農薬って一体何なの?

簡単に言ってしまえば農作物を育てる時に、病害虫から野菜を守る為にまいた農薬が、消えずに野菜や果物に付着し、残っている。その残っている農薬のことを残留農薬と言い、人の身体に作用し害があるのではないかと言われています。

では農薬が今のように問題視され始めたのはいつからでしょうか?私が覚えているのは2007年から2008年にかけて発覚した中国産冷凍餃子中毒事件ではないでしょうか?実際私もその当時は過敏に中国産の食品を避けていた記憶があります。最近では2014年に起こったアクリフーズ農薬混入事件など、記憶に新しいと思います。

2.農薬を摂取するとどうなるのか?

農薬のタイプや摂取した量、方法により症状は様々ですが、主に吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、咳、ひどい場合には呼吸困難から知覚・運動障害まで幅広くあり、一概にもこれとは言えません。事実最初に書いた毒餃子事件の被害にあわれた方々は、下痢や嘔吐、意識不明の重体と幅広い症状が出ています。

ただしここまで不安をあおるようなことを書きましたが、安心してください。この日本で残留農薬からそういった症状が起こるかと言えば、可能性は低いと思います。それはなぜかというと日本では残留農薬に対して厳しい基準が設けられているからです。

それは農薬を申請する時に提出される毒性試験の内容を踏まえ、人が生涯にわたりその農薬を摂取し続けても、健康に影響がない一日の摂取量や、24時間以内に健康に悪影響がでないかなど、様々なテストや試験、視点から検証された基準で農薬を使っているからです。

それでもやはり心配なのが、農家の方々が使用する時に起こる人為的ミス、母乳育児で子どもがまだ小さくて心配、目に見えないから怖いなど、色々と残留農薬についてはまだまだ不安だと思います。そんな私たちが最も簡単に取り組める農薬への対処法は、野菜を洗うということです。

3.野菜の洗い方

農薬を洗い落とすのにはいくつかやり方があるので、ここではご家庭で取り組める方法を紹介していきたいと思います。簡単なものから少し費用や手間がかかるものまでありますので、ご自身のライフスタイルに合った洗い方で、毎日の健康を大切にできたらと思います。

1.皮や外葉をむいてしまう

これはそもそも残留農薬が付着しているであろう部分を取り除いてしまうので、正確には洗い方ではありませんが、野菜の種類によってはそれだけでも効果が期待できます。皮や外葉にも栄養があるから勿体無いと思ってしまいますが、安心して美味しく食べられることを優先するのであれば、試してみるのを検討してみてはいかがでしょうか。

2.流水で洗う

これがご家庭で最も手軽にできる対策ではないでしょうか。葉物野菜をはじめブロッコリーやカリフラワーなどの野菜は、流水と共にしばらく水に浸け置くと、葉や茎などについた土や泥、害虫などを洗い落すこともできます。

さほど手間もかかりませんので、一手間かけるだけでも大きく違ってくると思いますので、ぜひ試しいてみてください。ただボールなどに水をためて流水を出すだけなので、簡単ですよ。

3.酢水で洗う

こちらは意外かもしれませんが、ご家庭で常備されている通常のお酢で十分効果が期待できますので試してみてはいかがでしょうか?残留農薬以外にも注意が必要となる菌類への対策もできますので一石二鳥です。

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洗い方はご家庭にある市販のお酢を水で酢1:水2~3で割り、そこに野菜を入れすすぎ洗いしてみてください。お酢は古くから抗菌効果があることが広く知られていて、最近ではお掃除の裏ワザとしてテレビなどにも取り上げられたりしています。

お酢には食中毒事故の代表格ともいえる、あの0-157にも抗菌効果が実証されており、使わない手はありませんよね。少し水で割ったりと手間はかかりますが、家にある物で簡単にできますのでコスト面でも助かり、効果も十分期待できますよ。

4.重曹で洗う

これは聞いた事ある方も多いと思います。重曹とはご家庭では主にパンやケーキなどを膨らませる時に使われる粉のことで、若い世代ではあまり馴染みはないかもしれませんが、小学生の時の理科の実験でカルメ焼きなどを作った時に使ったアレです。

本来はそのように何かを膨らませたり、あく抜きなどに使われますが、今回は野菜の洗浄に使います。使い方は大きめのタライやボールに水を張り、そこへ小さじ1杯ほどの重曹をいれ重曹水を作ります。

あとはそこに30秒~1分浸け置きしてみてください。ただしこの時注意する点がいくつかありますので記載しておきます。

まず浸け置く時間が長いと野菜や果物のビタミンなども溶け出してしまいますので、時間ははかりながらやってみてください。大切な栄養素がなくなってしまうと野菜を食べる意味までなくなってしまい、元も子もないので、注意が必要です。

そして一番気をつけなくてはならないことが食用の重曹を使用することです。そもそも一般のスーパーなどではまず見かけませんが、重曹と言っても種類や用途が様々ありなんでも言い訳ではありませんので、しっかり購入や使用する際は説明文に目を通しましょう。

5.食材専用の洗剤で洗う

ここ最近で注目を集めてきているのが、食材専用の洗剤です。洗剤!?とビックリされて抵抗を持たれる方も多いとは思いますが、調べてみると沢山の商品が検索され購入されています。自然な物から作られた至って無害な洗剤ですから、安心して使えますので選択肢の一つではあると思います。

自然由来の貝やヤシを使い作っている商品もあり、製品ごとに特長、価格が違いますのでご自身にあう物を探してみてはどうでしょうか?

6.茹でこぼす

最後にこちらの方法を書いて終わりたいと思います。シンプルに野菜を茹でてお湯を捨てる。いわゆる茹でこぼしというものです。農薬には水溶性の物も多くあり、この方法での除去率も高いと言われています。

残留農薬が多く残りやすいと言われているホウレン草などでも、30秒ほど茹でこぼすだけで残留農薬が約40%から90%ほど除去できたという報告もありますし、農林水産省の調査ではヒジキを茹でこぼし調査したところ、ヒジキ内に含まれる無機ヒ素を90%除去できたともありますので、どちらにせよ茹でて食べたり、あく抜きをするような野菜なら非常に有効な対処法だと思います。

ワンポイントアドバイスとしては茹でこぼす時に塩を一つまみ入れてあげると、農薬やあくを抜く効果のほかにも、緑の野菜に含まれる色素が安定する効果も期待できるので、見た目の美しさと健康を同時に守ることができますので、ぜひやってみてくださいね。きっと緑がいつもより鮮やかで美味しそうに見えますよ。

4.まとめ

・残留農薬とは野菜や果実に農薬が付着し残っていることのこと

・農薬を摂取すると、軽い吐き気から重症の場合は運動障害や意識不明の症状がでる場合がある

・日本では農薬に対する基準や規制があり、それをパスしたものが使用されている

・農薬に対する野菜の正しい洗い方で農薬を洗い落とし、健康を守る

・自分のライフスタイルに合った農薬との付き合い方を考える

今回ご紹介した農薬の基礎知識、洗い方のコツなどは覚えていて損はない事だと思います。残留農薬に対する一番の対処法は、私たち消費者の一人一人が知識をつけるところから始まります。そして社会の認識が変わり制度が変わるきっかけとなっていくと思います。

今後も情報のアンテナを広げ続け、正しい知識をつけていきご自身のライフスタイルにあった対処法、取り組みを行う。それが農薬から身を守る術であり、健康になっていくことだと私は考えています。ぜひ今回ご紹介した方法や考え方を実践して、みんなで美味しい野菜食べていきましょうね。

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