【ブロッコリーだけはガチ食い!】野菜嫌いな娘の変わった偏食

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私は38歳主婦、夫と娘の3人家族です。現在13歳、中学2年生の子どもの好き嫌いには、赤ちゃんの頃から苦労してきました。まず忘れられないのが、離乳食です。

長い戦いの幕開け…。好き嫌いの始まりでした。

初めての子育てでもちろん離乳食の知識も経験もまったくなかった私は、育児雑誌や本を参考に一生懸命手作りで頑張っていました。その日は子どもに初めて野菜を食べさせるべく、小松菜を茹で、すりつぶしてゆるいペースト状に。

完成した緑色のペーストを娘専用のプレートにほんのちょっとだけ乗せて、いざお食事タイム。離乳食をスタートさせてからこれまで、おかゆは問題なく食べていました。これは食いしん坊な子になるかもしれないなあなんて、のんびり考えていた私は、いつものように手間をかけて作ったひとさじ分の小松菜ペーストをスプーンですくって、娘のお口の前に差し出しました。

娘は小さなお口でパクン。そして次の瞬間、世にも嫌ぁな顔をして舌に乗せた小松菜をペッっと口から吐き出したのです。このときの娘の表情は、今でも夫婦の語り草となっています。これが娘の食いしん坊エピソードならぬ好き嫌いエピソードの始まりでした。

保育園の先生もひくほどの好き嫌い。母は恥ずかしいよ。

とにかく野菜と果物が苦手で、保育園の給食も嫌いな野菜を食べず先生を困らせる問題児。特に苦手なのは葉物野菜と果物でした。葉物は味が気に入らないらしく、家でも細かく刻んで混ぜ込むなどいろいろ工夫してもバレてしまいます。果物は食感が苦手な様子。

ある夕方、保育園に迎えに行くと、先生が苦笑いしながら「お母さん、今日ね」と。その日も給食の献立の内、ほうれん草のおひたしとデザートのバナナをどうしても食べなかったようです。先生は無理強いはしませんが一応食べてみるように促してくれるのですが、気持ち悪くなると言って頑固に食べなかったと娘の様子を知らせてくれました。

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ところが今日の先生のお話はそれだけでは終わらなかったのです。どうしても食べられないという娘に、「仕方ないね、また今度は食べられるように頑張ってみようね」と声をかけてくださった先生が他のお子さんの様子を見て回っていて、ふと気が付くと、うちの娘はちゃっかり肉団子のおかわりの列に並んでいたそうなんです。

おひたしもバナナも残しておいて、好きなおかずはおかわりしようという図々しさは一体誰に似たのやら。先生は、おいおいそれはちがうだろうと、列の中から娘を捕獲して話をしてくださったということで、娘よ、母はとても恥ずかしかったです。

ブロッコリーを積極的に使い、少しでも野菜を食べてもらうようにしました。

ただ、このエピソードからもわかるように、好き嫌いは多いですが、好きなものはよく食べる娘。野菜は苦手ですが、ブロッコリーだけは大好きだということが判明したのです。それからは積極的にブロッコリーを食事に使うようにしました。

食べない他の野菜の分の栄養をブロッコリーが補ってくれればいいなと思いながら。私のお友達と外食をする機会があったとき、娘がお料理の付け合わせのブロッコリーを全員の席を回って食べ尽くしたこともありました。

きっと、あの友人たちの娘の印象はブロッコリー一色でしょう。好き嫌いは、もちろん少ないほうがいいと思っています。だから、あれから小学生、中学生と、話してわかる年齢になるにつれて、体を作るため健康のためにはなんでも食べたほうがいいと話をするようにして、娘も葉物野菜を食べるようになりました。

【嫌いなものを無理して食べても体は喜ばない】この言葉にすくわれました。

ただ、もちろん好きではないようですし、今でもバナナなど口にできないものもあります。そんなとき、大学の栄養学の先生の言葉を思い出します。食べ物を専門に扱う先生ですが、ご本人にも好き嫌いはあると言った上で、「嫌いなものを無理して食べても体は喜ばない」とお茶目な表情でおっしゃったのです。

あの言葉は、好き嫌いの多い娘を育てる上でとても救いになりました。多少味が苦手でも食べられるという程度のものはちゃんと食べさせる、でも気持ち悪くなるほど嫌いなものは無理に食べさせることはしない。その分は他の何かで補えばいい。

それくらいの気持ちでいれば、親も疲れることがないと思います。親の私がこれからもできることは、おひたしよりは食べやすいという娘のために小松菜やほうれん草は胡麻和えにすることくらいでしょうか。食べさせなきゃいけないとあまり義務のように考えないで、これからもやっていくつもりです。

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