離乳食を始めるのはいいけど、何から何まで初めてで不安と緊張が沢山ありますよね。特にに初産での離乳食では理想と現実のギャップに悩んだりするのもしばしばです。もちろん私もその一人でそういった経験がありました。
ここでは私の経験も踏まえたうえで、離乳食初期に起こるであろうトラブル、食べない理由や食べる量についても書いていきたいと思います。
もくじ
離乳食初期に悩むこと
離乳食初期で食べない理由
離乳食初期の理想的な量とは一体どのくらい?
まとめ
離乳食初期とは?
まず離乳食において初期段階ではそんなに焦らなくていいので、色々と不安はあると思いますが深呼吸してくださいね。
離乳食初期とは約生後5~6ヶ月を指し、最近ではゴックン期などとも言われています。離乳食の基本的な考えとして、母乳やミルクから大人と同じ食事ができるように練習する為の食事。つまり離乳するための期間に食べる食事だということです。
ですから離乳食初期の段階では、離乳食で栄養をとるということよりも、赤ちゃんにこんな食事があるんだよと教えてあげるようなイメージで取り組んでください。当然引き続き母乳などの食事と並行して行っていきますので、食べない事や食べる量などはそこまで意識せず、焦らず取り組んで行きましょう。
離乳食初期に悩むこと
離乳食を開始すると新たな悩みやトラブルも当然出てきます。よくある悩みとして聞くのが離乳食が進まないや食べないというものです。これはホントに私も精神的に辛かったです。頑張って作ったのに食べないのですから、とても悲しかったですね。
元々調理師だったこともあって離乳食にも積極的に取り組む姿勢でした。本屋さんで雑誌を買って参考にしたり、ネットで検索してレシピを参考したりしていました。それでもいざ離乳食を開始すると食べてくれないんですよね。
厚生労働省のデータに、離乳食で困る事が記載されているんですがそこにも同じように、食が偏っている、作るのが面倒、食べる量が少ない、食べるのを嫌がったり、食べさせるのが面倒、など数々の離乳食あるある悩みが記載されています。
食べないことが原因で、段々とどうせ作っても食べないと作るのが億劫に面倒になって、食べさせるのも面倒になっちゃって…。昨日食べたものを嫌がったり。赤ちゃんはまだ意思疎通が出来ないので本当にやきもきしたのを覚えています。
離乳食初期に食べない理由
では離乳食を食べる量が少なかったり食べない理由とは一体なんなのでしょうか。いくつか原因が考えられますので、あなたのお子さんがどんな場合に離乳食を嫌がったり食べないのか、しっかり判断しましょう。
離乳食に興味がない
これはまだ赤ちゃんが離乳食を食べたくない段階です。多くのママ達は月齢で離乳食を開始し始めるので、実際には赤ちゃんが離乳食を求めていない可能性があります。そもそも食べないというより食べたくないというのが正しいかもしれません。
実際、赤ちゃんは大人が食べている姿を見て、食べたがってくるということもあるので、一旦ミルクの量を戻して様子を見ても良いと思います。興味がないのですから仕方ないんです。大人だって食べたくないものを無理に食べさせられたらいい気分ではありませんから一緒です。
ミルクじゃない違和感
離乳食を始めた初期段階では、今までミルクしか飲んだことなかった赤ちゃんが、ミルク以外の物を口にし始めます。いつものミルクとは違うことへの違和感が、離乳食を食べない理由になることもあります。
ミルク以外の食事慣れていないので当たり前言えば当たり前なのかもしれません。そこで無理矢理スプーンでご飯が運ばれてきても、赤ちゃんがビックリしてしまうだけなので、やはりここでもミルクをあげつつ様子を伺いましょう。
スプーンやお皿などの食器
これは最初は気づきにくいんですが、赤ちゃんは食器にも飽きているパターンがあります。スプーンのステンレスなどの金属を嫌がったりしていることが結構あるんです。スプーンを木に変えたら食べてくれたなんてこともよくあります。
もしくは手で掴んで食べれるようなら、少し汚れるのは覚悟して手掴み食べをさせてみましょう。この期間だけの想い出くらいの気持ちで食べさせてあげるのも大事なことだと思います。その場合は下にシートを敷いたり、汚れてもいい服で食べさせてあげてくださいね。
食器を変えるのも大事ですが、座るイスなどを変えてみるのもありかもしれません。食事に集中させてあげる環境が大事になってきます。
ゴックンが苦手
すでに成長して大人になってしまったあなたは感じ無いとは思いますが、赤ちゃんは今まで母乳やミルクなどの液体しか口にしてこなかったので、いくら10倍粥のような柔らかいお粥や裏ごしした野菜でも、口に入れて飲み込むことがまだ苦手です。
口に入れて飲み込むこと。つまりゴックンがそもそも苦手なので、量が進まないのも分かるりますよね。そんな時は赤ちゃんのペースに合わせて口に運んだり、ミルクにしたりと様子を見ましょう。
離乳食の味に飽きている
毎日同じような離乳食を与えてませんか?赤ちゃんも毎日同じ味や食材が続くと飽きが来てしまいます。初期の段階では10倍粥などのお粥や、すり潰した野菜類などが中心になると思います。振り返りながら同じ味や材料が続かないように意識してみましょう。
大人だって毎日毎食同じ味は飽きちゃいますよね。アレルギーなど注意しなくてはならない点はありますが、少しづつ新しい食材にトライしても良いかもしれません。ノートなどに日々の献立をメモをしておくと振り返りやすいですよ。
離乳食を与える時間
大人と赤ちゃんでは生活のサイクルも大きく違っています。そもそもお腹がすいていないのにご飯が出てきても、眠かったり、遊びたかったりと興味がない状態も考えられます。
離乳食を食べないことが続くようなら少し時間を変えてみるのもいいと思います。気持ちが食事に向いていないので仕方ないと割り切るのも大切です。
食事の時間を楽しんでいるか
あなたは食事の時間を楽しめていますか?例えば夫婦喧嘩などしている状態でムスッと食事を赤ちゃんに与えていては、食べたい気持ちもなくなるというものです。食事は楽しいものなんだ。幸せな気分になるものなんだと知ってもらうには、やはりママとパパが美味しそうに楽しそうに食事をする必要があります。
子供は大人の真似をしたくなるものです。美味しそうに楽しそうに大人が食べて居れば赤ちゃんの興味が出て食べたくなってくるんです。栄養バランスも大事ですが、こういった環境作りも忘れないようにしましょう。
ちなみにこれは私の話になってしまいますが、母の話だと私の離乳食は最初は気を遣って作っていたそうですが、だんだん大人が食べてるご飯を欲しがり出したので、それを小さく潰して横で食べさせていたらしいです。
離乳食初期の理想的な量とは一体どのくらい?
ここまで離乳食を食べない理由をいくつか挙げてきましたが、食べないとはいえいざ食べ始めたらどれくらいの量を与えて良いのか悩んでしまいます。今までずっと食べなかった子が食べ始めると嬉しいものでついつい与えすぎてしまうのも考えものです。
実際離乳食開始した初期では食べないということより、どちらかと言うと食べすぎに注意が必要かもしれません。食べないよりは良いなどのような考えもありますが、何事もバランスが大事です。
赤ちゃんにとって今まで母乳やミルクしか口にしていなかったのに、食欲があるからと言ってガンガン食べさせては、まだ未発達な胃腸に負担をかけてしまいます。離乳食初期ではタンパク質も大量に摂取すると肝臓など内臓に負担が係るので、しっかり意識していきましょう。
お粥や野菜などは比較的多めにあげても大丈夫ですが、その際は油分、塩分、糖分に気をつけるように調理し、薄味を心がけましょう。味覚の形成にも離乳食は関わってきますので注意が必要です。
目安となる量は様子を見ながらですが、初期の段階は10倍粥を1日1回で大丈夫です。あくまでも慣れさせていくのが目的ですから、今まで通りミルクをあげて構いません。初日はスプーン1さじから始め、2~4日目には2さじ、5~7日には3さじと徐々に量を増やしてみましょう。嫌がるようなら少し様子を見てください。
離乳食初期が終わる頃、約7~8ヶ月の中期(モグモグ期)に入る頃には、50グラム位お粥などが食べれていればおおむね順調だと思います。ただ個人差がありますし、必ずそうなっていなければならない、ということではないこと理解してください。当然我が家の子ども達もそれぞれ進み方や量も違いました。
それでも不安を感じるようなら、かかりつけ病院や各自治体の相談所などを利用しましょう。ネットで検索すれば粉ミルクや赤ちゃん商品などを手掛ける企業などの電話相談窓口などもありますので、ご自身の不安解消に努めましょう。ママが悲しい顔していたら赤ちゃんも泣いちゃいますからね。
まとめ
・離乳食は大人の食事に慣れさせていくための練習する食事。
・離乳食を食べない理由は様々あるので赤ちゃんの様子をよく見る。
・離乳食初期では量の食べ過ぎにも注意が必要。
・離乳食初期では赤ちゃんの胃腸が未発達なので、負担をかけないようにする。
・離乳食を開始したら1さじずつ様子を見ながら与えて、徐々に量を増やしていく。
・離乳食中期に入る頃にはお粥50グラム程度食べれていれば順調。
・離乳食の進みや量には必ず個人差があるので、とにかく焦らない。
・心配や不安が尽きないようなら一度自治体や企業の電話相談などを活用する。
このように離乳食初期の段階では、赤ちゃんがどうしてほしいのか意思表示がわかりづらく、わからないことばかりです。大人にとっては当たり前でとても簡単なことばかりですが、赤ちゃんには初めての連続です。
食べないこと、量が進まないことはおかしい事ではなく当然のことだと、まずはあなたが認識し、焦らずにゆっくり取り組むことが一番の解決法かもしれません。まずはどうしてほしいのかしっかり様子を見たり、どんな時に食べないのかなど把握して、少しづつ赤ちゃんと一緒に自分も成長するように取り組んで行きましょう。
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