私は41歳の主婦で、主人と3人の子供と私の両親の7人家族です。私は東北で果樹農家をしています。食の安全、生産者側としては耳の痛い話になります。
【低農薬であり無農薬ではない】それには現実的な理由がある。
実際私の家では低農薬での果樹栽培をしています。低農薬それはもちろん食の安全を考えての事になります。だったら無農薬ですればいいじゃ無いかとなるかと思いますが、それでは正直商品にはなりません。というのも、消費者の皆さまは虫の入った果物を食べてくれますか?答えは否です。
虫の入った果物を万が一出荷するとそれこそ苦情が入ります。一瞬で信用が無くなってしまい受注が無くなってしまいます。ですから最低限度の農薬を人体に影響が無いことを確認してから使用するようにしています。
それは本当に大丈夫なの?と思われる方もいるかと思いますが、私は自分の子供たちに安心して自分の作った果物を食べさせたいので、農薬に関しては販売元も卸業者も信頼でき、尚且つきちんとした説明ができる物を使用しています。
【生産者としての想い】と【親としての想い】外国産に対する考え方
だからこそ我が子にも安心して自分が作った作物を食べさせられるのです。それだけ自信を持って作物を育てているのです。ですが、スーパーに並んでいる野菜や果物の中には、外国産の物も沢山あります。外国の農薬事情は正直信用ありません。ですから生鮮食品を購入する時はなるべく国産を購入します。
それでも外国の食品も美味しい物ももちろん沢山ありますし、香辛料は外国産の物がほとんどですよね、そういった物を全部排除できるかと言われれば、それは無理な話になりますし、外食すればどこまで食品の安全を確保できるかという事にもなります。
それを考えると子供たちと楽しく食事ができる事の方がもっと大切なのではと思えてくるのです。だったら食の安全を考えて無いじゃ無いかとも言われてしまうかもしれません。でも中国産などの信用出来ない食品は自分からは買いません。それだけではダメなのでしょうか。
確かに子供たちの今後の事を考えれば、もっと安全で安心して口にできる物を食べさせたいと思いますし、生産者としてもそういった食品を今後も届けていきたいと考えています。
【母として生産者として】美味しい安全なものを届けたい
食の安全を守るのは母の役目だと思いますし、そこを守るためにも安心して食べられる食品を届けるのは生産者の義務だと思い、これからもきちんとした生産管理をしていかなければと再認識させられました。
母側よりは生産者側としての意見になってしまいましたが、きっとほとんどの生産者は美味しくて安全な食品を届けるために、頑張っていると思います。
スーパーなどでは生産者が見える販売もしている食品に関しては安心して食べられるのではと思います。食の安全は難しい問題でもあるので今後も色々と考えていきたいです。
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