37才、女性。主人と三人の子供がいます。一番上から、小学五年生の長女、小学二年生の長男、2歳の次女です。今回は、真ん中の長男のエピソードです。
混雑したお店で、居るはずの息子はどこへ。
この長男、生まれたときからとにかく落ち着きがなく、事故寸前になることも数回。二年生になった今でも、やんちゃ過ぎて最近まで足を骨折していました。とにかく朝起きてから夜寝るまで、元気いっぱいでおしゃべり、社交的で学年問わず友達がいる長男ですが、この子が3歳くらいのときの話です。
まだ下の子は産まれておらず、家族4人で日曜日に近所のスーパーに買い物に出かけました。日曜日のスーパーと言えば、みなさんうちと同様、家族で連れ立って買い物に来ているので、ものすごく混雑しています。
4人で一緒に行動するのは難しいと判断して、主人に子供2人を任せて、私は1人で買い物していました。その間、主人と子供2人は、ウインナーの試食などを楽しんでいるだろうな、と思っていました。私は30分ほどスーパーを回り、レジに並ぼうとした時に、主人と長女に会いました。
【策士現る!?】大人をあざ笑う息子に驚き。
2人とも様子が変で、ソワソワしています。すると、長男が居ないことに気付きました。主人曰わく、私と離れたあと、長男ともあっという間にはぐれたそうです。
そのスーパーは、この地域ではかなり大きめのスーパーで、二階は生活用品売り場、三階はゲームセンターで、しかもその日の混雑ぶりといったら凄まじいものがありました。家族総出で探したとしても、迷子の長男をそう簡単に見つけられそうにありませんでした。
オロオロする主人に、「とりあえず、レジで清算してから考えよう」と声をかけ、「さぁ、どうしようか」と思考はフル回転。ピッ、ピッと商品を打ってもらっている間も、眉間にシワがよりまくり。そんな中、お店の中にアナウンスがかかりました。
「Sくんとおっしゃいます、3歳のお子さまが、お母さんを探しております。いらっしゃいましたら、一階サービスカウンターまでお越しください。」と場内アナウンス。うちの長男だ。「Sくんって、うちの子です!!」とレジを売ってるおばさんに叫んでしまいました。
しかも、サービスカウンターは、レジと目と鼻の先。慌ててそっちを見ると、なんと長男がこちらを見てニヤッと笑ったんです。主人や私が大慌てなのを、一部始終見ていたんですね。しかも、自分でサービスカウンターに行き、冷静に名前を年を言って、お母さん探してって言うなんて、本当に末恐ろしいなと思いました。
サービスカウンターが御用達。今後が楽しみで心配です。
この後、味をしめたのか、何度かサービスカウンターを利用していました。お店の人も忙しいんだよ、とよく言って聞かせました。二年生になった今でも、そんな策士な性格は変わりません。
今後どんな子になっていくのか、楽しみなようで不安な息子です。とにかく大人に迷惑をかけないように育ってくれればなと思っています。
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