ベジタブル大学|野菜ソムリエ・ダイチがおすすめする野菜通販の選び方

野菜ソムリエ&調理師ダイチが、プロ目線で野菜通販や野菜の知識ついて簡単解説していきます。

【知って得する】果物や野菜の等級階級って何なの?

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あなたは果物や野菜にランクがついていることをご存知ですか?

何気なく買い物をしていると気づきにくいですが、知っていると普段の買い物や、お中元やお歳暮と、人に青果物を贈る際に参考になります。

今回は果物や野菜のランク「等級・階級」とは何のか?青果物の規格について解説していきたいと思います。

果物や野菜のランクって何?


普段から何気なく買い物をしていると気づきにくいですが、あなたが食べている青果物(果物・野菜)には、ランク付けがされています。

もちろん知らない人は知らないでしょう。なぜならこのランク付けをスーパーなどで表示してる所を僕は見たことがありません。

それでもこのランクを知っていると、なぜ今日の特売の野菜が安いのか?なぜこの果物が美味しかったのか?

など、そのなぜの部分。理由の部分が見えてくるはずです。

実は青果物には大きく分けて2つ、等級と階級という規格に分かれています。

この2つの意味を理解すれば、今後の買い物でも活かせていけますし、間違ったものを買わなくて済むでしょう。

果物や野菜の「等級・階級」を解説


では、等級と階級について詳しく解説していきます。

簡単に説明すると、

・等級は品質(形、色、味など)を格付けしたもの
・階級は大きさを格付けしたもの

ここでいう品質とは、形や色、味などを含めた総合的な評価です。

つまり、等級も高く階級も高い果物や野菜は、質もよく大きい物と言うことです。

なんでもかんでも大きければ良いとは思いませんが、そりゃ大きい方がお得ですよね。

そんな時にただ大きいだけなのか、質も良い物なのか知りたい時に、等級を確認します。

 

等級

何と言っても果物や野菜の「品質」に関わる表示が等級です。

等級の意味を理解すれば、おおよそどんなレベルの商品かが分かるんです。

実は等級という基準はあっても、その青果物の種類や、出荷している県や地域、組合や会社で、微妙に違ってきます。

選果基準も様々で、色や形、傷の有無や、果物の場合は糖度なども選別基準になります。

最近では光センサーで糖度を測る技術もあり、果物で重要視されている糖度も基準の一つになっています。

また果物と野菜でも表示の仕方が違い、少し複雑です。

今回は一般的な等級表示と、参考までに地域でどう等級が違うのか、解説していきます。

等級の名称特秀・特選
品質低い高い

このように果物場合は、表の左から右に行くにつれて品質も上がっていきますが、野菜はそこまで等級が別れていません。

普通の品には、特に何の表示も無いか、◯と表示されている事もあります。

この中でいえば、特選や特秀は高級品と考えて下さい。

野菜に関しては、良いか悪いかの二通りに分けられ、A品(規格通り)かB品(規格外)のどちらかに分けられたりもします。

ちなみに規格外の形や色が悪い品は、果物でも野菜でも「B品」と言われていて、加工品の材料や安値で取引されています。

    • 実際、味は美味しいけど形がダメっていう青果物は多い。それを理解した上であえて買っていく飲食店さんやお客さんも多い。

   

同じ果物でも等級が違う

例として、りんごでは等級はどう違うのか、りんごの産地に直接問い合わせて調べてみました。

青森県、JAつがる弘前

品質123456
名称特選特A赤秀秀A青秀
基準着色が良く、ほとんど欠点がない物着色が良く、小さな欠点がある物着色が良く、中程度の欠点がある物着色が、1・2・3に次ぐ物で、ほとんど欠点がない物着色が4に次ぐ物で、ほとんど欠点がない物着色は4と5が混ざった物で、中程度の欠点がある物

岩手県、JA江刺

サンふじ系品質高い      品質低い
等級特選特秀◯秀◯秀B特B無印
サンふじ以外
等級特選特秀◯秀無印

このように県や地域が違うと、等級の表示も変わってきます。

贈答用の果物の場合、「特選や特秀」などを選ぶと、見た目も味も良い品質です。折角贈り物するんだから、失敗したくないですもんね。

ちなみに秀と特秀、味にはほとんど違いありませんが、より美しい完璧な物が良いと思えば「特秀」を選びましょう。

    • りんごの仕分け作業場では、選果機という機械がりんごの品質を自動で選別してくれ、最終的に人の手によって選別されています。

 

等級表示がわからない物もある

ちなみに、有名な果物屋さん(千疋屋、高野フルーツパーラーなど)のオンラインショップでは、商品を見る限りどんな等級かわかりません。

これは隠しているわけではなく、「果物はうちに任せて」という自信の表れだと思います。うちは最高の果物しか売ってないですよと思っていいでしょう。

あなたが等級を気にする必要はないと言うことです。それでも気になる方は問い合わせれば教えてくれるので、遠慮せずに問い合わせてみましょう。

 

階級

階級は大きさの規格です。その果物や野菜のサイズを表しています。

階級     
大きさ小さい大きい
規格SS・2SSMLLL・2L〜

表の様に、階級はアルファベットの「S・M・L」が基本のサイズで、Lより大きければ2L、3L〜と大きくなっていきます。Lより一段大きい物はLLという場合もあります。

    • 僕が八百屋で働いて居た頃は、最大8Lの西瓜を見たことがありますが、恐竜のタマゴみたいでした。笑

逆にSより小さい場合は、2SやSSなどと記載されています。

りんごや桃などは、アルファベットのサイズ表示より、箱に何玉入っているかなど、「18玉」「20玉」などと表現されることが多いです。

このように、階級も等級と同じように厳格な決まりは無いため、産地や販売者の裁量で定められています。

 

等級と階級のルール

ここまで大雑把に等級と階級の話を解説してきましたが、等級と階級をどう使うかは、その地域(県や市町村)のJAなどが決めているので、微妙に違うことがあります。

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それに従って農家も選別して出荷しています。

同じトマトでも、AやBと等級表示する事もあれば、優や良と表示する事もあるので、気をつけましょう。

ただ等級や階級の優劣はわかっていれば、そこまで気にする必要は無いと思います。

等級や階級の活かし方


ここまで等級や階級について解説してきましたが、普段の生活で等級や階級を知っていて得することがあるのかっていう話。

 

お中元やお歳暮の果物


等級や階級はその青果物のスペックなわけですから、人に贈り物をするような機会、特にお中元や残暑見舞い、お歳暮などの贈答用の場合は、この知識が役に立ちます。

日頃の感謝を伝える機会なわけですから、質の悪い物はあげられません。

そこで等級を知っていると、「この種類の特秀のメロンにしよう」とか質の良い物を贈る事ができます。

では普段の日常生活ではどうでしょうか。

 

スーパーの野菜


スーパーではよくダンボールを開いたまま野菜や果物を販売しています。見たことありますよね。

ダンボールの側面には、結構普通に等級が書いてある事があります。もちろん気にしなければスルーしちゃいますが、見れるなら見たいところですね。

なぜならその等級を見て、売値が適正な値段なのかどうか判断できるからです。

仮に特売のトマトがあったとして、嬉しい気持ちにもなりますが、箱にBと表示されていれば、B品なわけですから安くて当たり前なんです。

逆にA品の表示で通常より安かったら、ホントにお買い得なトマトということです。

こんな風に実生活でも知ってるか知らないかで、しっかり判断することが出来るので、今後のお買い物の際にはぜひチェックしてみて下さい。

 

B品の青果物だって美味しい


B品だからといって必ず不味いわけではないんです。少し形や色が悪いだけで売れなくなってしまうのが、野菜や果物です。

農家さんやお店も、商品が売れて初めて利益になります。売れなければ無駄になって損をしてしまうんです。

だからこそ必死に作って選別して納品する。僕が働いた農家さんもかなり厳しい選別を行っていました。

ただ少し形が変でも、味は美味しいんです。もちろんハズレもありますが、B品だからダメってことは無いんです。

見た目で売りにくい、売れないから値段が低いだけなんです。それをお買い得かどうか判断するのはあなた次第です。

例えば、トマトのB品は結構熟しちゃってるパターンが多いですが、トマトソースや煮込み料理に使う場合は、あんまり関係ないですよね。

逆に熟していて美味しいし、結構お買い得な値段で売られたりもしていますよ。

 

果物の等級が細かいワケ

ただやはり果物に関して言えば、お歳暮やお中元など、日本ならではの贈り物文化を考えると、より綺麗で良い物を求めてしまうのが人の心理です。

そういった意味でも、日本は海外より選別が細かく品質が高い物が多いと思います。

リンゴの部分でお伝えした通り、りんごは特に他の果物よりも細かく選別されて、等級分けされている印象があります。

まとめ

・野菜や果物にはランクがあり、品質は「等級」、大きさは「階級」で区別される。

・等級や階級は、野菜や果物の種類や品種でかわり、JAや会社で独自に設定されている。

・等級は「無印・良・優・秀・特秀」と表示される事が多く、順に品質も上がっていく。

・階級はアルファベットで「S・M・L」と表示されている事が多い。

・等級や階級などの知識を持っていると、お歳暮やお中元などの贈り物をする時に役に立つ。

・贈答用の果物の場合、「特秀」や「特選」などの等級を目安に購入すると、品質が保証できる。

・等級や階級で規格外の物を「B品」という。

・B品の青果物も、見た目、少し傷があるだけで、味は美味しい物もある。安く売られているので、お買い得。

普段売られている物を何気なく買っていると、わからないことですが、野菜にも果物にもしっかりランク分けされているんです。

等級に関しては、お歳暮やお中元などの贈り物をする際は、知っていて損はない知識なので、ぜひ活用してみてください。

以前、紹介した記事、

【プロ監修】絶対に失敗しないお中元の果物おすすめ5選

こちらのリンクでは、僕が提案する「お中元に贈る果物」も提案しているので、良かったら読んで、贈答用の参考にしてみて下さい。

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