普段から料理をしていると、コレには意味があるんだろうか?といった調理工程がある。その一つに「アク取り」があります。
カレーや肉じゃが、冬には定番のお鍋など、アクを取る機会は多いです。
いざアク取りを始めると結構面倒だったり、すくいすぎて上手くできない事もありませんか?
そもそもアクを取る理由はなんのか?取らないとダメなの?とアク取りの疑問が、まさしくアクのように沢山出てきます!笑
そこで今回は、アクを取る理由や、簡単にアク取りが出来るアク取りグッズを紹介します。
[mokuji]アク(灰汁)とは何?
そもそもアクとは一体何でしょうか?ホントに取らないとイケないのって話。
アクとは簡単に言ってしまうと、雑味(渋み、えぐ味、苦味、臭み)です。
野菜の渋みや苦味の成分、お肉のタンパク質や脂質、血液などが固まった物を総じてアク(灰汁)と呼んでいます。
なのでアク取らないと味にまとまりがなく、スープなども白く濁ってしまう。料理の味にも影響してきます。
だから見た目的にも、味的にも、アクは取った方が良いと考えられています。
野菜のアクとお肉のアクの違い
また野菜の下ごしらえの工程として、アク抜きという物があります。
アクが強い野菜はそのまま食べることができない物もあります。そこで素材ごとに様々な下処理をして、その渋みや苦味などえぐ味となる成分を取り除く作業が必要になってきます。
野菜によってアクの成分も違いますが、その野菜によっては体に悪い成分もあるので、アク抜きの工程はとても大事です。
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例えば、筍(たけのこ)はアクを抜かないと食べることが出来ないくらい渋かったりします。(ちなみに経験済み…笑)
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お肉のアクはというと、これも肉の種類や部位でも多かったり少なかったりしますが、特別体に悪いものではありません。
ただ見た目的にも悪く、そのまま煮続けたりすると白濁たり、臭みが残ったスープになってしまいます。
そういった意味でもアクはすくい取った方が良いと言われていますが、そこに旨味成分が含まれているのも確かなので、あまり取りすぎても良くないんです。
人によっては神経質にアクを取りまくっている人も居るかもしれないので、ご注意を。
飲食店は手間暇をかける
ただ飲食店では、見た目はもちろん味のクオリティも妥協できないので、念入りに行われることが多いと思います。
この手間暇がより美味しい物を作るポイントです。
アクを取った方が良いか悪いかは場合によりますし、どこまで料理のクオリティを求めるかにもよると思います。
野菜のアクについて、もっと詳しく知りたい方はこちらをクリック。
アク取りを簡単にする方法
家庭で料理していると、アク取りって結構面倒な時ってありますよね。あなたも料理ばかりしてる訳ではなく、他の家事もあると思います。
そんな時に簡単にアクを取る方法として、クシャクシャにしたアルミホイルを落とし蓋の要領でかぶせてとる方法がありますが、実際イマイチです…。笑
何度も言うように、ご家庭ではそこまで神経質に取らなくても良いと思っていますが、それは僕の意見。やっぱり気になる人も居るでしょう。
そんな時は少し費用が掛かってしまいますが、色々なアク取りグッズがあります。時間も無いですからサクッとアクを取りたいですよね。
アク取りグッズを紹介
アク取りシート
こちらは落し蓋と同じ要領でアクを取る物。アルミホイルと原理は一緒ですね。シートは一回で使い切り。ゴミが出るのと、一回あたり約15円掛かります。
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シリコンタイプのアク取りシート
気になる方はシリコンタイプの洗って何度も使えるタイプもある。
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アク取りおたま
一般的なおたまタイプのアク取りグッズ。いつも使っているおたまよりアクが取りやすいかも。
網状の物や、すくい過ぎた汁を逃がすための穴が開いている物などあります。もちろん洗えば何度でも使えるので経済的。
個人的にはコレが一番使いやすい。
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アク取りブラシ
小さくて使いやすいのがブラシタイプのアク取りグッズ。
ただ毛が少し獣臭がする部分や、洗うのがちょっと面倒なのが難点。劣化した時の毛が抜けちゃう心配もあるので、考えもの。
簡単に取れるのは間違いない。
マーナ あくとりブラシ
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まとめ
[matome] ・アク(灰汁)は野菜やお肉の雑味(渋み、えぐ味)が浮き出てきた物だが、野菜とお肉では成分が違う。・野菜のアクは体に悪い成分もあり、素材によってはしっかりアク抜きする。
・お肉のアクは体には影響ないが、見た目や味を良くする為にも取り除く。取り過ぎは旨味も捨ててしまうので注意。
・アクを簡単に取る為の道具が沢山売られている。
[/matome] 今までなんとなく取っていたアクですが、野菜とお肉ではアクに違いがあります。
なんでもかんでも考えなしにアクを取っても味は良くなりませんし、全く取らないのもまた考えものです。
ほんの少しの一手間が料理を美味しくするので、ぜひアク取りを頑張ってみて下さい。
今回紹介したように、今では簡単にアクを取る事が出来るグッズもあるので、自分なりのアク取り方法が見つかると良いですね。
ということで、今回はアク取りについての記事でした。