常備野菜の代表格と言ってもいいのが「キャベツ」です。どこのスーパーでも売っていますし、比較的安価で手に入る一人暮らしの強い味方でもある野菜です。
そんないつでも買えて安い美味しいキャベツですが、その栄養効果とはどんなものがあるでしょうか。折角食べるなら栄養について知っていて損はないと思います。
キャベツの栄養成分、その効果など、更には栄養を成るべく逃がさない食べ方など、徹底解説していきます。
[mokuji]キャベツの栄養効果とはどんなものがあるの?
ではキャベツの気になる栄養を見ていきましょう。
特徴的な栄養がこちら
ビタミンU(キャベジン)
この2つは、キャベツを食べる際にぜひ頭に入れておいて欲しい栄養成分です。
[chat] キャベツはローマ時代から食べられていたとされていて、人との関わりも長く深い野菜なんだ。キャベツを食べる時には、古代ローマ人に思いを馳せるのもありかも??笑[/chat]
ビタミンC
言わずと知れた栄養素の一つですが、その役割は肌の健康を保ったり、鉄の吸収を助けたり、ストレスなどからも守ってくれる、大切な栄養素です。
このサイトでもビタミンCはお馴染みですね。
少しでも美容に関心があるのなら、必ず必要となる栄養と言ってもいいでしょう。サプリメントでもたくさん出ていますね。
また身体をサビつかせると言われている、活性酸素から身体を守ってくれる抗酸化作用があり、風邪やガンといった幅広い症状や病気の予防にも欠かせません。
ビタミンU(キャベジン)
ビタミンU?どんな栄養?知らないなぁ?とあなたは思ってるでしょう。それでは「キャベジン」の名前はどうでしょう。一度は聞いたことあるのではないでしょうか。
そう。あの胃薬でおなじみのアレです。笑
実はキャベジンとは、本来キャベツに含まれる栄養素ビタミンU(キャベジン)から名前を取って製品名にしています。
ビタミンUは別名キャベジンと言われ、胃酸の分泌を抑えたり、胃の粘膜を修復するのを助け、胃潰瘍などを予防するのに効果的です。
ただ必須栄養成分ではないため、正式なビタミンとは考えられていないそうです。
ですが胃の調子を整えてくれる栄養効果があるのは間違いないので、ぜひともキャベツを食べる際には知っていて欲しい栄養です。
[chat] キャベジンの話で、トンカツとキャベツの相性はだから良かったんだと納得してもらえたと思います。ぜひ揚げ物にはキャベツの千切りを添えよう。とりあえず「キャベ千」だ!![/chat]
ビタミンCとビタミンU(キャベジン)は水溶性
ここまでビタミンCとビタミンU(キャベジン)について簡単にお伝えしてきましたが、実はこの2つは水溶性の栄養です。
水溶性とは、書いて字の如く「水に溶け出す性質」を持つ栄養です。
なので調理して食べる場合は水溶性であることを意識して使っていくと良いでしょう。詳しい調理法は最後に解説するので、気になる場合は最後まで読んでみて下さい。
キャベツの栄養は芯にもたっぷり
よく捨てられてしまう部分にキャベツの「芯」があります。確かに、固くて匂いもキツいので嫌煙しがちなのは分かるんですが、実はこの芯にも栄養がたっぷり含まれているんです。
キャベツの芯の栄養
キャベツの芯には、カリウム・リン・マグネシウムなどが葉っぱの部分より、約2倍も含まれているんです。
なので、ただ捨ててしまうのは勿体無い!捨てるならなるべく少なく、必要以上捨てないで、そぎ切りやスライスにして食べよう。
スープに入れてもいいですが、あまり煮込みすぎると芯臭くなってしまうので注意ですが、回鍋肉とかにそぎ切りしたキャベツを入れたら、美味しく食べれちゃいます。
キャベツの栄養を逃がさない調理法
ということで、キャベツの栄養や芯にも栄養がたっぷりあることがわかったと思います。
どうせキャベツを食べるなら栄養を出来る限り逃したくないですよね。効率よく効果的に食べたい。
食べる頻度が多い野菜だからこそ、ぜひこれからお伝えする部分を生活に取り入れて、活用してみていって下さい。
水溶性に注意
最初の栄養成分のところでもお伝えしましたが、水溶性の栄養素についてです。
何度も言うように、水溶性の栄養素は水に流れ出てしまいます。ということは水につければつけるほど栄養は失われてしまうということです。
よくキャベツの千切りをした際に、流水にさらすといった方法がありますが、流水の時間は短めにしましょう。
実際、水にさらすと食感もパリッとして、空気に触れ酸化して苦くなるのを防ぐため、やった方が良いのですが、やり過ぎは禁物です。
時間にして5分くらいさらせば問題ないと思います。ここで流水しすぎると折角の栄養が逃げ出してしまうので気をつけて下さい。
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だからと言って葉を洗わないのは違うよ。葉の表面には農薬や土など付いているからキャベツはちゃんと洗おう。
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加熱に注意
キャベツの特徴でもあるビタミンCとビタミンU(キャベジン)は、加熱に弱い性質があります。
なので、もしこの2つを効率よく摂取したい場合は、加熱しないで生食するのが良いでしょう。
[chat] 加熱で失われる栄養を考えるなら、千切りやサラダなどで食べるのがベスト。一番手軽に食べれる方法なのでしっかり洗って、あとは食べるだけだね。[/chat]
まとめ
[matome] ・キャベツにはビタミンCが豊富で、ビタミンU(キャベジン)という特徴成分が入っている。・ビタミンCは美肌効果、ビタミンU(キャベジン)は胃の調子を整えてくれる。
・ビタミンCもビタミンU(キャベジン)も水溶性なので、千切りした時などの流水は短時間で済ます。
・ビタミンCもビタミンU(キャベジン)は加熱にも弱いので、効果的に食べたいなら生食がベスト。
[/matome] 今回はキャベツの栄養とその効果について詳しく解説してきましたが、いかがでしたか。
あくまでも今回はビタミンCもビタミンU(キャベジン)に絞ってお伝えしてきたので、決して加熱やスープなどにキャベツが向いてないわけではないです。
だからこそ、一汁三菜や一日30品目なんて言われているので、やはりこのサイトで何度も私が言ってるように、バランスよく満遍なく食べましょうということです。
キャベツは一年中手に入って、私も大好きな野菜の一つです。学生時代一人暮らしの時も「とりあえずキャベツ買っとけば良いっしょ」と思ってました。笑
折角一年を通して買えるキャベツなので、この記事の解説を参考に日々の生活に活かしてくれたら嬉しいです。