お中元や残暑見舞いの【果物が腐ってた時の対処法】

野菜の知識
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お中元や残暑見舞いは、日頃お世話になっている親戚や友人、会社の上司や取引先相手など、感謝を伝える機会です。

そんなお中元で頭を悩ますのが、送られてきたものが腐ってたり、傷んでいた場合です。

お中元では果物も喜ばれるので、季節の果物を贈る方も多く居ますが、頂いた果物が腐ってた場合は、相手にこの事を伝えるべきかどうか困りますよね。

特に上司や取引先相手などビジネス関係の場合、中々本当のことを言えなかったり、失礼になってしまうかもと思うと頭が痛い。

そもそも腐った原因や責任は販売業者なの?返品は?など悩みはつきません。

今回はそんなお中元にまつわるトラブル、頂いた果物が腐ってた時の対処法をお伝えします。

[mokuji]

お中元の果物が腐ってた…原因は何?


あなたの様に、お中元が届いてすぐに開けたのに果物が腐っていた場合、原因は何でしょうか。当然、あなたに責任はありませんよね。

お店や宅配業者も仕事ですから、当然頑張って梱包や運送をしています。ただ意図せぬ形で腐ってしまうことがあります。

お中元の果物が腐ってた場合、考えられる要因として、

・生産者(農家)
・小売店(デパートや八百屋)
・宅配業者

この3つのどこかで腐ってた可能性があります。基本的にこの3つの経路を通ってあなたの家まで来ています。

最近はインターネットの普及もあり、生産者と小売店が同じだったり、地元の直売所などで注文する場合もあるので、生産者と販売者が一緒なこともあります。

なので必ず3ヶ所とはいきませんが、絶対にこの3つのどこかで、腐ったり傷む原因があるはずなんです。

生産者(農家)

どんな果物も生産者産が居ます。当然果物は売り物であり、作ったものが腐っていては売り物になりません。

生産段階で腐っていると言うのは実際考えづらいです。市場や小売店も見逃していたことになります。

果物の多くは完熟(食べごろ)になる前に収穫します。なぜなら完熟状態で収穫してしまうと日持ちがしないからです。

完熟前に収穫→梱包配送→あなたの家→完熟(食べごろ)
[chat] 果物種類や商品によっては、完熟した実しか収穫しないような物もあります。有名な果物だと、宮崎産のマンゴー「太陽のタマゴ」などは完熟品です。
[/chat] 日持ちを意識して早めに収穫した物で、尚且つ腐ってるのをわかって納品する農家さんはいないでしょうから、なかなか原因としては考えづらいです。

しかも農家さんに連絡するのも実際は販売元を介さないと難しいと思うので、何かとクレームを入れるにしても面倒です。

販売元

販売者が商品を保管している状態で、管理が上手くできずに腐ってしまうパターンも原因として考えられます。

果物は当然生ものですので、温度管理も難しく、衝撃にも弱いです。

宅配業者に送られる前にすでに腐っている事は十分考えられます。実際梱包されてからは開封しませんから、その後はあなたの手元に届くまで誰も確認ができません。

宅配業者

販売元からあなたの家まで来るまで宅配業者を介しますが、宅配中に腐ってしまうことも十分考えられます。

たぶんこの段階で腐ってしまう場合が多いと思います。

やはりいくら気を付けてはいても、トラックの振動や衝撃、温度管理とどうしても難しい部分はあります。

繁忙期が原因かも

繁忙期は普段できていることもおろそかになってしまう事も考えられます。

どの業界も人手不足が問題となっている時代です。生産者も販売元も宅配業者も繁忙期は忙しいです。

そうなってくると普段仕事に慣れていない人を臨時で雇ったり、アルバイトさんが一時的に仕事をすることになります。

となると、繁忙期は収穫、梱包、配送とどの段階でも普段よりクオリティが落ちている事はあると思います。

お中元の果物が腐っていた場合どうする?


お中元が届いたらまずは中身チェック。この時点で腐っていなければ良し。腐ってたのなら
販売元と宅配業者をチェックしましょう。

必ず中身の説明文や包装部分に販売元、送り状には配送業者や担当者の番号などが書かれているはずです。

まずは販売元に連絡


腐ってた果物を確認したらまずは販売元に連絡しましょう。電話でまずは状況を説明しましょう。

基本的にしっかりした販売元であればスムーズに対応してくれるはずです。こういった部分では大手の販売元の方が面倒もなく親身に対応してくれます。

逆にあなたが果物を贈る場合は、大手のほうが安心かもしれません。

次に宅配業者に連絡

まずは販売元に連絡ですが、場合によっては宅配業者に連絡しなければいけない可能性があります。送り状を確認して担当者に連絡しましょう。

ただ最初に販売元に連絡をしていたら、大概は対応してくれるはずなので、あまり宅配業者に連絡する機会はないかもしれません。

なぜならあなたから宅配業者に電話する場合は、販売元が対応してくれなかった場合です。

販売元にも宅配業者にも冷静に対応する

当たり前ですが、腐ってた果物が届けられているので、最悪な気分ですよね。ですが冷静な対応が大事です。

クレーム入れるにしても、電話口の人に責任があるかどうかはわかりません。電話相手も一人の人間なので、冷静に事情を伝えましょう。

販売業者も宅配業者も悪気があって腐らす事はありません。誠実な対応をしてくれる事が多いです。

なぜなら信用や信頼が何より商売は大切だからです。あなたも仕事をした事があれば心当たりがあるでしょう。

客商売は何より信用がなければ、次のリピートは絶対ないわけなので、とても信用を大事にします。

もちろん苦情は無いに越したことはないですが、そういった時こそ誠実な対応を求められるわけです。

もし誠実に対応してくれない時は、あなたもその業者は今後利用しなければいいだけのことです。

[chat] イラッとしてしまうのは分かるけど、こういう時こそ冷静にね。
確かに怒り任せに電話で起こったって、何も変わらないもんね。
うん。だから冷静に「こんな状態だけど、どうしたらいい?」って連絡しよう。
[/chat]
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スマホで写真を撮っておこう


忘れがちなのが、届いた果物の状態を撮っておくことです。腐っている個数や程度を記録しておきましょう。

証拠にもなりますし、後々色々聞かれても思い出せなかったり、リアルな場面を写メっておけば、安心です。

[chat] スマホで写真は、電話後に証拠としてメール添付もできるからあって損はないよ。お店から言われることもあるかもしれないし、どれだけ腐ってるか伝えやすいから撮っておこう。
まさに冷静な対応ね。今はみんなスマホ持ってるし、こういう時は便利で助かるわね。
[/chat]

送り主にはどうする?

ここまでは商品に対する対応ですが、贈ってくださった方にはどう対応したら良いでしょうか。

私は特になにも言う必要は無いと思います。これは相手との関係性にもよりますが、ビジネス上の関係性であれば尚更です。

わざわざ「もらった物、腐ってたよ」と伝えたところで、相手に気を使わせてしまうだけですから、良いことは無いでしょう。

もちろん両親や友人といった気心がしれた関係であれば、何かの拍子に伝えても良いかもしれませんね。

贈ってくれた商品は、販売元や宅配業者が交換してくれるので、損はしないはず。なので尚更、相手に伝える必要は無いのかなと思います。

食べた感想など後日聞かれたら、「美味しかったです。」と伝えるのがマナーです。

お中元の果物はどんなものが多いの?


実は果物が腐ってしまうトラブルは珍しいわけではないんだ。もちろん頻繁には起きないけど、一定数起きなくはない。

まずお中元や残暑見舞いの果物で、最もトラブルが多いのは、桃でしょう。

 


桃は果物の中でも繊細で、お中元の季節に旬を迎えるので、桃のトラブルはよくあることです。僕も八百屋で働いていた時は繊細に取り扱ってました。

桃はちょっとでも、どこかにぶつけたりすると、ぶつけた部分から傷んでしまいます。そして温度管理も難しい果物です。
 
 

桃の冷やしすぎは味が落ちる

夏は当然暑く、果物や野菜にとっては収穫後の温度管理は難しいです。特に桃に関しては冷やしすぎると味にも影響が出てくるので注意が必要な果物です。

だから劣化を防ぐために冷蔵したいけど、味が落ちる…。なんて悩みがあって、クール便でない場合もある。

[chat] 頂いた桃は食べる少し前(1~2時間前)に冷蔵庫に入れて、食べよう。冷やしすぎると味が落ちるよ。
[/chat]  

スイカ


スイカも衝撃に弱い果物です。ぶつかるとすぐ割れてしまいます。しかも熟していればいるほど割れやすい果物です。

スイカ割りした経験があれば分かるように、結構簡単な棒でもヒビくらいは入ってしまいます。そのヒビから簡単に傷んでしまうんです。

桃同様にお中元果物の中では繊細な果物です。

お中元の果物にはランクがある?


生の果物である限り少なからず起こりうる事を理解しておこう。

何度も言うように意図して腐らせる人は居ない。でも「腐ってしまった」ということです。

果物で等級階級

でもそんな果物も、腐りやすく、質の低い物というのは存在します。

実は果物や野菜には「等級・階級」というランクのようなものがあります。

等級と階級には次のような違いがあります。

・等級はその果物や野菜の「品質(形・色・味など)」をランク付けしたもの。

・階級はその果物や野菜の「大きさ」をランク付けしたものです。

この2つ、特に等級の表示が低いものだとしたら、そりゃ質の悪いものだし1個や2個腐ってたとしてもおかしくない話。

逆にクレームの時にこちらが恥をかく可能性もあるので、確認できるのなら確認して欲しいです。特に果物に関しては「等級」を要チェック。

全ての果物ではないが基本的に「無→良→優→秀→特秀・特選」と、良から特秀まで左から順に等級が上がり、上がるにつれて品質も高い。

等級の名称特秀・特選
品質低い高い
[chat] ちなみに規格外品は「B品」と呼ばれる。B品は形や色が悪く、贈答用には向かないが、味は普通だったりするので、加工されたり安く市場に出回っています。
[/chat] つまり無(記載無しもしくは規格外)や良程度であれば、品質的に高いとは言いにくいんです。

 

お中元の果物は秀や特秀が普通

ただお中元で送られてくるような果物は、一般的に秀や特秀といった品質の良い物がほとんど。

そもそもお中元は日頃のお世話になっている人に感謝を伝える機会なわけで、質の低い果物を贈る事は考えにくいです。

もちろんその人との関係性もあるでしょうから、良や優という等級だからダメということはない。

良や優でも美味しい果物は沢山あるんです。見た目を下げて味が良い物を沢山送りたいって人も居るはずです。

まとめ

[matome] ・お中元の果物が届いたらまずは状態を確認する。
・お中元の果物が腐ってた場合は、冷静に販売元や宅配業者に問い合わせる。まずは販売元から連絡。
・お中元の果物が腐ってた場合、証拠にスマホなどの携帯で写メっておくと証拠になる。
・果物には等級という品質ランクがある。
[/matome] いかがだったでしょうか。お中元の果物が腐ってたトラブル。

今後も絶対ないとは言い切れません。そんな時は慌てずに「そんなこともある」といった気持ちで、送り主には感謝を伝え、販売元などに商品は対処してもらいましょう。

お中元は贈ったり贈られたりと、自分が贈る側の時、果物について悩む機会もあることでしょう。

そんな場合にはこちらの記事も参考にしてみて下さい。

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